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のんびり日々のことを綴っていきます

天窓のある家で暮らして幸せな毎日

      2021/07/04

結婚して、夫と義両親が住んでいた家に一緒に住み始めてから16年になります。家は夫と私が結婚する前の年に夫の両親が建てたものですが、最初に家の中を見た時にとても感動したのは大きな天窓があることでした。天窓は2つあり、1つは吹き抜けになっている1階のリビングの真上の屋根にあります。そしてもう1つは2階にある夫と私の寝室の屋根にあります。結婚して間もない頃、広いリビングで天窓から入ってくる光に包まれてのんびりとコーヒーを飲みながら、義母に天窓を付けた理由を聞いてみました。義母はにこにこしながら、明るくて風通しのよい家にしたかったのだと答えてくれました。義母の希望通り、天窓から太陽の光がたくさん入ってくることで家の中は明るく、又、その光を浴びていると住んでいる私の気持ちも明るくなれるのです。私も40代になってからのんびりと家の中で過ごすことも多くなり、天窓がある家の心地よさを更に実感するようになりました。

春は柔らかく優しい光が入ってくるので、家の中にほのぼのとした穏やかさを感じます。そして私が一番好きなのは、夏に2階の寝室の天窓を開けておくことです。夏の日中に開けた天窓の下で寝転んでいると、天窓から入ってくる爽やかな風が心地よく、青空を眺めながらリラックスしていると小さな幸せを感じて思わず1人でくすっと笑ってしまうのです。青空を流れていく雲が見える時は、天窓の木枠がまるで絵画の額縁のように見えてきて動く絵画を見ているような感じを楽しんでいます。天窓と窓の両方を開け放しておくと、とても風通しが良くなるのでエアコンや扇風機を使わなくても快適に過ごせます。これは電気代の節約にもなるのでとても助かっています。そして夏の夜、開け放した天窓から見える星はとても綺麗で幻想的です。私が中学生の頃、「銀河鉄道999」という宇宙の空間を走る列車のアニメがありましたが、まさにその銀河鉄道が星空を走っているのが見えてくるような錯覚に陥ります。寝転がって瞬く星空を見ながら、宇宙を想像するのもとても楽しいものです。

そして2011年の東日本大震災の時に、天窓は災害時の避難用としても役に立つことに気が付きました。屋根の上に必死で上って救助を求めている人々の姿をテレビのニュースで見た時、2階の寝室の天窓からは簡単に屋根の上に上がることが出来るのではないかと思ったのです。試しに実行してみたら、やはり2階の寝室の天窓からは問題なく屋根に上ることが出来ました。寝室の屋根は三角形になっていて斜めになっている天井はとても低く、脚立を置くとすぐに窓枠に手が届くのです。私の住んでいる地域は大きな川が近くにあるので、洪水等の万が一の時はすぐに天窓から屋根に逃げることが出来ることを知って安心しています。

私は雪が多く降る地域に住んでいますが、住み始めてから15年の間に屋根の積雪による天窓のトラブルは今までなかったのは、大工さんが二重サッシにする等の雪国対策をとってくれたおかげだと思っています。天窓があると家の中が光に満ちて明るくなり、住んでいる人達を幸せな気持ちにしてくれることを実感しています。又、ここ数年で大きな自然災害が多い日本では、天窓のように災害の時にも役立つ工夫が少しでも住宅にあれば安心だと思っています。

今後は外壁をレンガに変えようと検討中です。




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