工場の排水処理と環境問題
2021/07/04
河川をキレイな水質にしておくということは、自然の生態系維持のために必要なことです (*^_^*)
河川には水生生物がいまだに数多く生息しており、それが生態系の一角を担っています。
しかし、人間が急速に文明を進化させた結果、河川の水質が濁ってしまうということが起こっています。
それは、主に工場の排水処理に原因があります。
ここ最近では環境に対する配慮が盛んに叫ばれているため、汚水が河川にそのまま流されることはそうそうなくなってきていると思います。
しかし、少し前まではまだそうした配慮がなされていなかったため、工場付近の河川は水質が悪くなっていました。
水質が悪くなってしまうと、濁った水では生きられない水生生物の数が減っていき、生物が住めなくなっていました。
そうすると、その水生生物をエサにしていた生物が今度は減ってしまい、食物連鎖が見事に崩れてしまったのです。
そうして、河川に生物がいなくなってしまえば、人間と他の生物が共存しているとは言い難く、決して良いことではないのです。
人間がある程度文明を維持したまま日常生活を続けるならば、工場の排水処理などはできるだけ自然環境に配慮し、他の水生生物が生きていけるような環境を残さなければなりません。
子どもが河川で遊んでいるとき、何も生物がいなければとてもさびしい自然になってしまいます!!
ですから、人間だけが独りよがりな考え方をして工場の排水処理に配慮しなければ、それだけで生態系はどんどん破壊されていってしまいます。
それは、どう考えても人間の傲慢なのです。
また、河川は海へつながっているわけですから、汚れた水が海へ流れ着けば海の生態系も壊れます。
また、その海から雲が発生して雨が降れば、人間に影響が出る可能性もあります。
ですので、工場の排水処理をきちんと考えるということは、めぐりめぐってその考えが人間に返ってくるということです。
ですので、しっかりとその部分について間違いがないようにすべきなのです。